5月のこどもの日のイベントといえば、鯉のぼりをあげる地域が多くあります。
この鯉のぼりで町おこしというイメージがあります。それとは関係なく毎年楽しみにしておられる方もいらっしゃるかと思います。しかし残念ながら今年はコロナがまだ収束していないということもあり、ほとんどの地域で早々と中止を決めていて、とても残念な気持ちでなりません。
そもそも鯉のぼりは、こどもが鯉が滝を登るように「立身出世を願う」というところから始まった伝統行事になります。イベントが中止になっても、こどもにはこのような逆境に負けずに育って欲しいと、どの親御さんも願っていることでしょう。
今年は数々のイベントが中止になったり、外出しづらいこともあり、室内で楽しめる小型の鯉のぼりが、ネット通販で売れているようです。またご家族で、ご自宅で手作り鯉のぼりを楽しむのも、コミュニケーションがはかれて良いかもしれません。
その数は、なんと世界一
有名な鯉のぼりイベントといえば、毎年ニュースにも取り上げられる群馬県館林の約5000匹の鯉のぼりがあります。
これは鶴生田川をはじめとし、いくつかの会場を合わせた総数になります。
大小さまざま、色もカラフルな鯉が、空いっぱいに泳ぐ姿は圧巻です。
川面に映る数も入れたら、さらに迫力が増しますよね。
そんな鯉は、江戸時代には白黒なものだけで、東京オリンピックをきっかけに、いまのような目でも楽しめるカラーなものになったとのこと。
大きさ日本一の鯉のぼりは
大きさでは東京の利根川河川敷で泳ぐ、全長100mとシロナガスクジラの約3倍もある鯉のぼりが有名ですね。
クレーンであげられている鯉のぼりをニュースなどで一度は見たこと、ありませんか?
重さの方は約300kgとバンドウイルカくらいでしょうか。
泳ぐのは空だけじゃない
石川県の金沢にある浅野川では、鯉が空でなく本物の鯉のように川を泳がせます。
川の中を泳ぐので「鯉流し」と呼ばれています。
この時期は、突然現れる鯉に、本物の魚も、さぞ驚きでしょう。
いまは鯉だけじゃない
そんな鯉のぼりも、近年では変わり種も出てきています。
同じ魚類の、「まぐろのぼり」、「かつおのぼり」、験担ぎで作ったと思われる「うなぎのぼり」、静岡の沼津では、こんないまだからこそ、すがる気持ちで考えられたと思われる「アマビエ」なんていうものまであります。
まとめ
時代時代で、これまでの伝統を引き継ぎながら新しいものを取り入れて進化していくんでしょうね。あなたはどんな色や形の鯉のぼりが好きですか?
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