節分を知っているようで知らないという方も多いと思います。今回はそのような人のために、節分の雑学を書いていきます。多くの人が知っている人から、マニアックなものまで含みます。
節分はどこから伝わってきたのか
中国からはいってきたといわれています。
節分は2月3日と決まっているのか
これについては年度によって変わります。2月2日、2月4日になることもあります。2021年については2月2日となります。
1985年~2020年は2月3日に固定されていたため、意外な印象を受ける人は多いと思います。
Contents
どうして日付が変わるのか
節分は立春の前日と決められています。立春の日にちは変化するため、節分も合わせるようにずれることになります。節分そのものが変化しているのではなく、立春が変わることによるものだと考えるとよいでしょう。
節分は年1回なのか
実をいうと節分は年に4回あります。立春、立夏、立秋、立冬の前日を節分と定めています。近年においては、立春の前のみを節分というようになりました。
節分は海外で行われているのか
節分は日本独特の文化となります。海外の一部では似たようなイベントを行うところもあります。
節分の鬼の招待は何なのか
節分の鬼は疫病神といわれています。
節分にどうして豆を撒くのか
豆は当て字で「魔滅」となります。鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願います。
豆まきの際に「鬼は外」、「福は内」といわない地域があるのか
あります。名前や地元に鬼が入っている場合は、「鬼は内」といいます。お丹羽さんが藩主をやっていた地域においては、「鬼 外」となります。
鬼は悪くないという考え方から、「鬼は内」という地域もあります。
一部地域おいては「福は外」という地域もあります。
節分で大豆以外を巻く地域はあるのか
北海道、東北、北信越では落花生を巻いています。雪の中に埋もれても探しやすいこと、豆が濡れないことなどから落花生を使用するようになりました。
鹿児島、宮崎は農業繁盛を願うことから、節分で落花生を巻く人が多数を占めています。
節分に縁起の良い食べ物は何か
節分の縁起の良い食べ物は、こんにゃく、いわし、そば、けんちん汁、恵方巻、くじら、大豆の7つとなっています。
節分の恵方巻はどこで誕生したのか
大阪で誕生したといわれています。
恵方巻をどうして食べるのか
福を呼び込むためです。恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじりし、言葉を一言も発さずに食べると願い事が叶うとされています。
恵方巻の恵方はどういう意味なのか
その年における縁起のいい方向をさします。縁起のいい方向は、下1桁によって変わります。0・5のときは西南西、1・3・6・8のときは南南東、2・7のときは北北西、4・9のときは東北東の縁起が良いとされています。
恵方巻は全国で食べられているのか
近畿地方、中国地方、四国地方などでは食べられているものの、その他の地域では食べない人も多いです。発祥地から遠くなればなるほど、食べない人の割合は増えます。
恵方巻の具材は7種類なのか
近年ではそこまでこだわっていません。具材の少ないものだと2種類ということもあります。10種類以上の具材を入れた恵方巻も販売されています。
恵方巻にちなんだ食品はあるのか
あります。ロールケーキ、クレープ、ポッキーなどを販売しています。
節分に酒、ビールを飲んでもいいのか
大丈夫です。近年では恵方飲みとして、日本酒やビールを飲む大人も増えています。ウィスキーを飲む人もいるようです。
大人の節分を楽しむ人が少しずつ増えています。
豆をお風呂に浮かべることはあるのか
あります。モダマ、大豆などを浮かべた、豆風呂を行っている温泉が存在します。
モダマを浮かべると幸運及び魔よけの効果を得られます。大豆を浮かべると、美肌効果などがあります。
感想
恵方飲み、豆風呂などは知っている人は少ないかもしれません。節分は変化するということについても、現代人にあまり知られていない可能性はあります。
掛け声についても「鬼は外」、「福は内」以外だと違和感を覚える人はいるでしょう。
まとめ
節分にはなかなか知られていないような情報がたくさんあります。節分を詳しく知りたいという方は、いろいろと調べてみてはいかがでしょうか。
時代の流れによって少しずつ変化しています。現在の常識は二〇年後、三〇年後には非常識となっている可能性も充分にあります。
関連記事はこちら
【節分】疑問?鬼ってそもそも何?風習にはどんなものがあるの?
コメント