2021年6月20日は父の日です。
日ごろ頑張っているお父さんへ感謝を伝える日ですね。
2010年6月20日にアメリカで父の日は100周年を迎えました。
さてこの父の日、アメリカで始まった日ですが、日本で父の日はどのようにして広まったのでしょうか。
こちらの記事では、
・日本に父の日が伝わった時代
・日本での父の日の広まり
・なぜ黄色いリボン?
・日本では黄色いバラを贈ることが多い
についてご紹介します。
日本に父の日が伝わった時代
日本に父の日が伝わった時期は1950年頃といわれています。
1950年代の日本といえば、テレビ放送が始まったり、スーパーマーケットができたり、映画ゴジラが公開されたり、東京タワーが完成した年代です。
プロ野球の2リーグ制もこの年代に始まったそうです。
戦後の復興が行われいって、現在の生活につながるものがたくさん始まった時代です。
この頃あまり父の日は浸透しなかったようです。
日本での父の日の広まり
1980年代に父の日は広まりました。
アメリカで開催された父の日のイベントを知った方が、父の日を祝う素晴らしさを知り、父の日に関する団体を作りました。
この団体の活動のおかげで、父の日は日本で広く知られる日となりました。
1982年に第1回「ベスト・ファーザー発表・授賞式」が開催されました。
「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」は、毎年「素敵なお父さん」として選ばれた著名人に贈られる賞で、現在まで続いています。
ニュースで授賞式の様子が取り上げられているのでご存じの方も多いと思いますが、本当にステキな方が選ばれていますよね。
また、同じ年に第1回「父の日黄色いリボンキャンペーン」が開催されました。
黄色いリボンキャンペーンでは、「黄色いリボンでお父さんに贈り物をしましょう」と「親のいない子に愛の手を」が柱として展開されました。
親のいない子どもたちのためにチャリティ募金が毎年行われています。
日本全国の遺児たちへ向けた募金を、あしなが育英会へ寄付しています。
あしなが育英会は、親を亡くしたり、親が障がいなどで働けない家庭の子どもたちを、奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体です。
「すべての子どもに教育と成長の機会を届ける」ことを理念にし活動しています。
またこの頃デパートなどが父の日を拡販のイベントとして盛り上げたことも、父の日が広まるきっかけになったそうです。
なぜ黄色いリボン?
黄色は古来イギリスでは身を守るための色とされていました。
黄色がアメリカに伝わって黄色いリボンとなり、「愛する人の無事を願うもの」となったそうです。
アメリカでは南北戦争時代(1861~1865年)に、騎馬兵が黄色のユニフォームを身に着けるという決まりがあったようです。
戦争に赴く父親が無事に帰ってきてくれるよう願ったことから、黄色のユニフォームが黄色いリボンにつながったのではないかと考えられているそうです。
そこから贈り物に黄色いリボンを使うことにつながったのかもしれませんね。
黄色の意味には、「楽しさ」「幸福」「尊敬」「富貴」「希望」「向上」などがあります。
日本では黄色いバラを贈ることが多い
日本では父の日に黄色いバラが贈られることが多いそうです。
「黄色いリボン」や、「イエローリボンキャンペーン」などで、「黄色」がイメージカラーになっていることが理由として考えられるようです。
バラを贈るという風習は、アメリカで1910年に初めて行われた父の日の式典で、バラの花が贈られたことに由来するといわれています。
健在しているお父さんに感謝の気持ちを贈る人は赤いバラ、亡くなったお父さんへ想いを馳せる人は白いバラを身に着けてお父さんをたたえたそうです。
まとめ
いかがでしたか。
こちらの記事では
・日本に父の日が伝わった時代
・日本での父の日の広まり
・なぜ黄色いリボン?
・日本では黄色いバラを贈ることが多い
についてご紹介しました。
著名人でなくたって、素敵なお父さんはたくさんいます。
父の日が、がんばるお父さんみんなが喜んでくれる日になると良いですね。
あなたのお父さんの素敵なところはどんなところですか?
お父さん、お子さんにどんなところを素敵だと思ってほしいですか?
コメント