【父の日】 由来とはじまりのまとめ

父の日

6月の第3日曜日は父の日です。

2021年は6月20日です。

「父親への尊敬と感謝の気持ちを伝える日」として制定された日です。

 

さてこの父の日、そもそもどうやって始まったのでしょうか。

こちらの記事では、

・父の日はどこで始まった?

・父の日ができた時代

・ドット夫人の両親

・なぜ6月の第3日曜日?

についてご紹介します。

 

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父の日はどこで始まった?

父の日はアメリカ合衆国で始まりました。

ワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人が、「母の日があるのに父の日がないのはおかしい」と、牧師協会へ父の日を作ってもらうようお願いしたことに始まります。

 

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父の日ができた時代

ドット夫人が幼いころ、アメリカでは南北戦争が起こりました。

南北戦争は1861年から1865年にかけて起こったアメリカの内戦です。

 

北部のアメリカ合衆国と、合衆国から分離した南部のアメリカ連合国との間で行われました。

主に奴隷制を争点とした戦争で、奴隷制を認めない考えであった北部の軍が、最終的に勝利することとなりました。

北部では急速な工業化が進んでいて、新たな労働力が必要とされていました。

南部では黒人奴隷の労働により、プランテーション経済が支えられていました。

プランテーション、歴史の勉強に出てきましたね。

広大な農地に、取引価値の高い、単一の作物を、大量に栽培する、安価な労働力が使われてきた、農園や方法のことです。

当時のアメリカはこうした時代でした。

 

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ドット夫人の両親

ドット夫人のお父さんは北部の軍人でした。

お父さんが南北戦争の戦地へ赴いている間、ドット夫人のお母さんは働きながら女手ひとつで、男の子5人と女の子1人の6人の子どもを育て一家を支えました。

そんな中お母さんは体を壊してしまい、お父さんが戦争から帰ってきた後、過労により間もなく亡くなってしまいました。

 

残されたお父さんは、男手ひとつで子育てをしました。

当時のアメリカは悲劇の時代といわれていて、現在のような豊かなアメリカではなく、苦労も大変なものだったようです。

子どもが全員成人した後、お父さんは亡くなりました。

お父さんの頑張る姿を見た末っ子のドット夫人が、お父さんに感謝する日を作ってほしいと頼んだのですね。

 

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なぜ6月の第3日曜日?

ドット夫人の嘆願があって、1910年6月19日に父の日の最初の式典が開催されました。

式典は、ドット夫人のお父さんの誕生日である6月5日に予定されていましたが、準備が間に合わなかったそうです。

式典が行われた6月19日が第3日曜日であったことから、そのまま6月の第3日曜日が父の日として定着したとのことです。

 

1916年、アメリカ合衆国第28代大統領のウッドロー・ウィルソンによって父の日の演説が行われ、このことにより父の日が広く知られるようになりました。

そして1966年、アメリカ合衆国第36第大統領のリンドン・ジョンソンが、父の日を称賛する大統領告示を発し、毎年6月の第3日曜日が父の日として定められました。

大統領告示とは、議会での手続きを経ずに、大統領が政府や軍に直接発する行政命令のことです。

映画で大統領が軍に指示している光景などを観たことがありますが、父の日のようなイベントにも発せられる命令なのですね。

良いと思うことをスピード感をもって決定するところにリーダーシップを感じます。

1972年にはアメリカで正式に国の記念日に制定されました。

 

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まとめ

いかがでしたか?

父の日ができた背景には、頑張るお父さんの姿をみた娘の想いがあったのですね。

母の日はその前からあった訳ですから、頑張るお母さんの姿は見られていたということになるのでしょうか、、、。

親としてはかっこいい背中を見せたいですよね。

親と子は友達ではありませんから、尊敬される親を目指したいものです。

もちろん完璧ではありませんので、ダメな自分も見せられる家族でありたいですね。

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