6月の第3日曜日は父の日です。
今年は6月20ですね。
日本ではすっかり定着している父の日、最初に始まったのはアメリカ合衆国です。
世界中に父の日はあるのでしょうか。
他の国ではどんな父の日なのでしょうか。
こちらの記事では、世界各国の父の日、
・アメリカ
・イギリス
・ロシア
・ブラジル
・韓国
についてご紹介します。
アメリカ
アメリカでは1910年に最初の父の日の式典が行われました。
母の日があるように父の日も作ってほしいという嘆願がきっかけとなりました。
1972年に父の日が正式に祝日として制定されています。
アメリカも日本と同じく、父の日は6月の第3日曜日です。
父の日の花はバラとされていて、父親が健在の人は赤いバラ、父親が亡くなっている人は白いバラを式典の際に身につけたといわれています。
現在はバラの花やメッセージカードを贈ることが多く、お父さんが好きな物を選んでもらって贈ることが一般的なようです。
父の日当日は家族でゲームをしたり食事をしたりして、家族一緒に過ごすことが多いそうです。
イギリス
イギリスでは母の日はその年によって変わるそうですが、父の日は日本と同じく6月の第3日曜日です。
イギリスでの父の日は商売的な雰囲気が強めだそうです。
花やメッセージカードを贈ったりすることが多く、贈る花の花言葉や贈り物に込める意味にこだわるのもイギリスの特徴だそうです。
イギリスのお父さんの多くは、家事や育児に積極的な方が多く、食事を用意してくれるお父さんも珍しくないのだそう。
父の日は子どもからお父さんに感謝の気持ちを伝える日とのことで、子どもがお手伝いをすることで感謝の気持ちを伝たりもするそうです。
ロシア
ロシアでは父の日にあたる日は「祖国防衛の日」で2月23日です。
1918年2月23日に赤軍がドイツ帝国軍に初めて勝利したことを記念する日です。
赤軍というのは、ロシアおよびソビエト連邦に存在した軍隊のことです。
戦争で祖国を守るために戦った軍人たちを称える日として制定された、特別な祝日といわれています。
この祖国防衛の日は、男性だけでなく、女性の軍人も称えられる対象になります。
現在ではお父さんに、というよりは「男性」に日ごろの感謝の気持ちを伝える日として定着しているようです。
正式な「父の日」を作ったほうが良いという声もあるそうですが、現在も父の日は制定されていません。
女性から男性にプレゼントと感謝の気持ちを伝える日だそうで、日常生活で使える物を贈ることが多いそうですよ。
ブラジル
ブラジルでの父の日は8月の第2日曜日です。
1953年8月16日に始まったそうです。
テレビ局のディレクターが広告宣伝の一環として始めたもので、聖母マリア様のお父さんにちなんだイベントを作る目的があったようです。
ブラジルはカトリックを信仰する人口が世界でもっとも多い国で、社会に対し強い影響力を持っています。
翌年の1954年に家族で祝いやすくするため、8月の第2日曜日に変更されました。
ブラジルでは6月にバレンタインデーのような「恋人たちの日」があります。
父の日も6月にすると、イベントだらけになってしまいますね。
父の日にはプレゼントを贈り、家族で一緒に楽しく過ごすことが多いようです。
韓国
韓国ではもともと母の日がありました。
1973年に「父の日もあって然るべき」の声があがり、母の日が「父母の日」に変わったという歴史があります。
ですので父の日、母の日、という別々のものではなく、「父母の日」に両親に感謝の気持ちを贈ります。
韓国の父母の日は5月8日です。
韓国での親子関係は社会的な関係にも適用され、「親同然」に接してくれる人へも父母の日に花を贈ったりするそうです。
人同士の関係が薄くなりがちな近年、この考え方は素敵ですね。
家族で集まったり、外食をして過ごすことが多いそうです。
花を贈ったり、子どもがお金を出し合って高価な電化製品を贈ったりもします。
韓国では記念日にホールケーキを囲む習慣があるので、父母の日ケーキがたくさん売られるそうですよ。
まとめ
いかがでしたか。
こちらの記事では、世界各国の父の日、
・アメリカ
・イギリス
・ロシア
・ブラジル
・韓国
についてご紹介しました。
父の日ができた背景や目的にもいろいろあるのですね。
背景は商売的な目的だとしても、感謝の気持ちを伝えるきっかけになっていて良いですね。
みんなで楽しく過ごす時間を作っているということでは、どこの国でも同じかと思います。
家族や家族同然の人を大切に思い感謝する気持ち、大切にしたいですね。
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