「ニューイヤー」駅伝、この駅伝は「文化の日」と縁があるイベントです。
「この駅伝、1月1日に開催されるんでしょ?明らかに関係ないじゃん」。
「文化の日は11月3日ですよ?ボケるにはまだ早いよ?」
「文化の日」、11月3日に毎年開催する「東日本実業団駅伝」と新年早々に行う「ニューイヤー駅伝」は深い関係があるんですー!
というわけで!
今回は「東日本実業団駅伝」の本選、「ニューイヤー駅伝」について紹介していきます!
◆「文化の日」の駅伝、その本選「ニューイヤー駅伝」とは?
「ニューイヤー駅伝」とは愛称で、正式名称は「全日本実業団対抗駅伝競走大会」です。
主催は日本実業団陸上競技連合が、共催は毎日新聞社・TBSテレビ・群馬県ですね。
公援は日本実業団陸上競技連盟をはじめ、前橋市やスポーツニッポン新聞社など現・開催地である群馬県やスポーツ関連の組織が関わっています。
あ、協賛には山崎製パン株式会社もいますよ~。
この「ニューイヤー駅伝」の予選が「文化の日」、もとい11月3日の「東日本実業団駅伝」というわけです。
そんな「ニューイヤー駅伝」は元日に開催されており、年初めとともに日本一の駅伝チームが決定する大会なのですよ!
この日のために鍛練を重ね、予選すらも通過した強者たちが集っているのです!
しかもチームのなかには「箱根駅伝」で活躍した学生さんが、社会人となって「ニューイヤー駅伝」にいたりもするのも見過ごせません!
とにかく熱い大会ですが、用意されているコースも長いこと長いこと。
コースは全7区、群馬県の県庁からスタートしてそのまま群馬県の主要な都市をめぐり、そして再び県庁に戻ってくるコースとなっています。
コースのエリアは年によって変わっており、例えば2001年から2008年の第2区は高崎から伊勢崎までですが、2009年からは高崎から公田に変更されています。
ちなみに高崎から伊勢崎までの距離は22.0km、高崎から公田までは8.3kmです。
ね、長いでしょう?
でもこの距離は他の区も似たり寄ったりで、およそ11kmから15kmが平均的なコースですね。
さ、さすが日本一を決める駅伝…!
でも凄いのはコースだけではありません!
選手たちも凄いのですよ!
例を挙げるなら先述した第2区。
ここは8.3kmもありますが、この第2区を誰よりも早く完走した選手たちは全員21分から23分という記録を叩き出しています!
そういえばコースにはそれぞれの特徴をリスペクトして呼び名があるんですよね。
最初のコースである「第1区」は新年初のコースであり大会最初のコースであるため、「新春の1区」。
外国選手が投入できるエリアなのでレース争いが苛烈になる「高速の2区」。
ゆるい下り坂と追い風のおかげで走りやすく、そのためスピードランナーが投入されるので激しく順位が変わっていく「変動の3区」。
反対にゆるい上り坂と向かい風から選手の体力を奪う道となっているため、エースランナーの見せ場である「花の4区」。
さらに坂と風がきつくなる「試練の5区」。
カーブやアップダウンが多いので監督が戦略を練らなくてはならない地点の「戦略の6区」。
そして最後のコースであり日本一が決まるコースの「栄光の7区」。
粋な呼び名ばかりですね!分かりやすいのも良いです!
他にも熊本放送や北海道放送など全国の放送局が中継したり、ラジオ放送されたりなど様々な人たちが関わっている大会です!
◆「犬」ってなに?
「ニューイヤー駅伝」と検索エンジンにかけると、予想変換で「犬」と表示されますよね。
これは2017年1月1日の「ニューイヤー駅伝」で起こった事件を指しています。
事件の概要を簡単に説明すると疾走している選手たちがいるなかで、沿道から小型犬が飛び出してしまい、選手1名が転倒してしまったという事件です。
2017年1月1日、第60回「ニューイヤー駅伝」。
その第2区のさなかで観戦している人たちのなかから小型犬が飛び出し、優勝候補だったコニカミノルタのチームに所属するポール・クライ選手が転倒。
これによりポ-ル・クライ選手の順位は落ち、なんとか食らいつきましたが、コニカミノルタは準優勝となりました。
「転倒していなかったら優勝していたかもしれない」。
そう考えるファンは多く、当時は小型犬の飼い主である70歳の男性をはじめ、主催者や共催者の警備体制や地元民の観戦マナーが批判されました。
群馬県高崎署は後日、飼い主の男性を犬の係留を怠ったとし、書類送検しています。
とはいえペットを持つ人たちから上がった「ペットのことも守れるように柵を立ててほしい」という意見ももっともです。
「東日本実業団駅伝」に限らず、イベントにこうしたトラブルがなければいいですね…。
◆2022年は開催するの?
分かりません!!
…としか言いようがありません、はい。
まず「東日本実業団駅伝」を含めた予選会が行われるか分からない状態です。
主催者である東日本実業団陸上競技連合など競技の運営側は現在もコロナ感染の対策を実施したうえで、数々のイベントを開催していますが、中止しているケースは残念ながらあります。
また開催されたとしても2021年の鐘紡陸上部の出場停止と同じく、陽性反応が出てしまえば参加できません。
状況は厳しい、でも中止してしまえば経済は回らない。
何より選手たちの活躍の場がなくなってしまう。
元号が変わってからまだ3年程度ですが、新しい時代には新しい戦いの場があるとは誰も想像していませんでしたね。
◆「文化の日」まとめ!
「文化の日、関係なくない?」なんて声があっても気にしません!
というか、関係はあります!
何しろ11月3日の「東日本実業団駅伝」、この予選会の出場枠に入ったチームが優勝するかもしれませんから!
その本選である「ニューイヤー駅伝」は調べれば調べるほどスゴイ大会でした!
ただ2017年に起こったトラブルや現在も悩みの種である新型コロナウイルスは開催するうえで避けられない問題です。
しかしあえて言いましょう…それがどうした?
問題なら解決すればいいこと。
解決に至らずとも、尽力しない理由にはなりません。
当たり前のことをしていく、ただそれだけですよ。きっと。
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