父の日には、世界中に存在している。
そこで今回は、世界中の様々な父の日について、由来も含めて、日本とどのように違うのか解説していこうと思う。
世界中の父の日の贈り物はどのようなものがあるのか調査。
世界中の父の日を見比べてみて、一風変わった父の日を演出するのもアリ!
日本で父の日に関する関連度とは…?
お父さんに日ごろの感謝を伝える日。
それは全世界の人々共通の父の日に感じている思いであろう…
その思いを世界中の人々はどういう形にして表すか、そして日本の父の日についての関心について調査!
日本
日本において父の日の重要性はいかに
世界の父の日を見る前に、日本での父の日に関する関心はどのようなものなのだろう。
日本では、父の日よりどちらかというと母の日の方が盛り上がる傾向がある。
それは、父も決して楽をしているわけではなく、ちゃんと働いて家族を支える大黒柱になる役割を持つのだが、やはり日ごろから料理をする母親に目が行ってしまうこともある。
実際、統計データによると
【図1】今年の母の日・父の日にプレゼントを贈る予定はありますか?
父の日・母の日どちらにもプレゼントを贈る割合 50%
母の日のみに贈る割合 28%
父の日のみに贈る割合 3%
【図2】今年の母の日・父の日にプレゼントを贈る予定はありますか?(2017年からの比較)
参照データ エンバイト( https://hb.en-japan.com/ )』上で、20代~40代のサイト利用者を対象に「母の日・父の日のプレゼント」に関するアンケート
データを見てみると、母の日のみにプレゼントを贈る割合が、28%となっている。
やはり、父の日は母の日よりも人気がないと少し思ってしまう。
だが、どちらにもちゃんとプレゼントを贈っている割合が50%もいたことに驚いた。
世界の父の日
アメリカ
やはり、アメリカは父の日の発祥地として外してはおけない。
実際、日本もアメリカの父の日を真似して出来たようなものなので、似ている部分も多いのだ。
贈るものは、バラの花や、メッセージカード等…
その他には、基本的にはお父さんが喜びそうなものをプレゼントする傾向がある。
父の日にバラを送るのはアメリカならではのエレガントな感じがする…
ちなみに…バラの花言葉は「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」だ…
父の日の日付は、6月の第三日曜日だ。
カナダ
カナダでもアメリカと大体同じ。
花やネクタイなど、やはりお父さんが喜びそうなものをチョイスしている。
また、日本と違うのは、家族でピクニックをしたり、旅行をしたりするということなのだ。
日本の場合、父の日で、家族でピクニックや旅行という発想はあまりない。
だが、カナダでは、お父さんも、家族と一緒に過ごすうえでは大事な日になるだろう。
ちなみに、カナダでも父の日は6月の第三日曜日だ。
・日本以外のアジア圏の父の日について
韓国
韓国は父の日が5月8日になっている。
さっき上げた三か国はすべて日付が同じだったが、韓国では少し違うことがわかる。
この韓国の父の日は、「オポイナル」と呼ばれている。
父親以外にも母親にも感謝するという、両親に感謝する日となっている。
これは、韓国では儒教の思想が根付いていることから、両親を感謝する日として、設定されている。
ちなみに、日本では父の日以外にも母の日も存在している。
ここでも、日本と韓国では少し違いが出ているのだ。
韓国では花やメッセージカードも送ることはあるが、基本的には、現金や電化製品、実用性のあるものが好まれる傾向にある。
中国
中国も父の日が存在する。
だが、中国において、父の日は母の日に比べて、あまり重要視されていないイメージがある。
これは日本でも同じようなことが言えるだろう。
ちなみに、中国で父の日に贈られるものは、枕やスカーフから、髭剃り、マッサージチェアなど、スタイルコーデ商品から、実用品等、さまざまなものが贈られている。
台湾
台湾では、母の日は日本と同じ日にあるが、父の日は、8月8日となっている。
何故、この日が父の日になったのかというと、父をパパと読むことから、8月8日…8、8…パ、パ…パパといった感じで語呂合わせで決まったそうだ。
とてもユーモアある決め方で驚いた…なんだか可愛い決め方だ…
・ヨーロッパでは
イタリア
イタリアの父の日は3月19日だ。
何故、この日になったのかというと、イエス・キリストの養父の「ジュゼッペの日」から来たとされている。
英語では「ヨゼフ」と読む。
この日は、家族揃って、ゼッポレというドーナツのようなお菓子を食べる。
子供は手紙などを父親に贈るのが一般とされている。
手紙を贈ったりすることは日本と同じといえるだろう。
ドイツ
ドイツでは「父の日」と「男の日」というものが同時に執り行われる。
ちなみに男の日というのは、男同士で酒を飲みあう日のことを指す。
ドイツでは、家族が何かを父親にプレゼントをしたり、尽くしたりするのではなく、父親が羽を伸ばす日として設定されていることが多いようだ。
フィンランド
11月の第二日曜日が父の日とされている。
北欧ではほとんどがこの第二日曜日が父の日として設定されている。
父の日のギフトでは、フィンランド独特のものがあげられている。
フィンランドの冬は寒いため、サウナ等が有名だ。
そこで、サウナで焼くソーセージ「グリッリ・マッカラ」というものがある。
サウナで焼くソーセージとは何とも魅力的だ…
まとめ
日本では父の日の関心度は少し低く、母の日のみに贈り物を贈ったりするケースは結構多い。
父の日は日本と同じところもあれば、違う傾向のところもある。
父の日の日付もさまざまで、中には語呂合わせで決めている国もある。
父や両親に日ごろからの感謝を伝えることは各国共通といえる。
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