【動画あり】「お盆」における「送り火」のやりかた

お盆

みなさんお盆の行事って知っていますか?

若い人など特に知らない方多いのではないかと思いますが、社会人になるとだいたい年に三回ほど大きなお休みが存在します。

よく夏に耳にする言葉に「お盆休み」とか聞きますよね!

その他にも「お正月」など「GW」などあります。

今回は夏のメイン行事でもある「お盆」と「送り火」などについてご紹介していきます。

 

お盆とは日本の夏に行われる先祖の霊を祀る行事のことです。昔は太陰暦の7月15日に行われていたようですが、新暦7月15日に合わせてしまうと 農繁期に重なり支障が出る地域などがあったため8月15日に行う地域が増えたようです。

なんかこれだけ聞くと夏ならいつやっても良さそうですよね。

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「迎え火」と「送り火」

お盆行事の具体的なことを説明すると「迎え火」と「送り火」という儀式のようなものがあります。

二つの違いはそんな大きなことはないのですが、強いて言えば日にちが違うだけで同じ夕方に行います。

「迎え火」が8月(7月)13日の夕方に行い、

「送り火」が8月(7月)16日の夕方に行います。

今度はやり方についてご紹介していきます。

まずは用意するもの。

  • 焙烙(ほうろく)
  • 苧殻(おがら)

以上二つになります。

その次は手順です。

  • 焙烙の上に苧殻を積む。
  • 玄関先や庭先で火を起こし、火に合唱をする。
  • 最後に鎖火をして片づける。

このような流れで行われます。

もう少し嚙砕いて説明していきます。

 

焙烙とは、素焼きの土鍋の一種で、御盆のような形をしていて、苧殻は麻の皮を剥いだ後の芯の部分を苧殻といいます。

お盆で麻は苧殻の他に供物の箸や精霊馬の足として使われています。しかしマンション等に住んでいる場合は家の目前に火を焚いたり火事の危険性があるため、代わりに盆提灯を使用したりします。この盆提灯を片手に持ち一礼することで迎え火も送り火も行うことができます。

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地域で異なるお盆の送り火

  • 東京編

東京のお盆の送り火

東京の多くの地域では現在の太陽暦に基づいたものではなく、 旧暦の7月にお盆を行います。

無病息災を願って、自宅前等に焚いた火の上を数回またぐのも東京の送り火に特有の風習です。

 

  • 京都編

送り火の行事としては盆明けの8月16日に行われる嵐山の灯篭流しもありますが、なによりも有名なのは 五山の送り火 でしょう。

五山の送り火は葵祭も含む京都の夏の4大行事とされ、毎年8月16日に多くの人々が訪れる夏の風物詩です。

 

夜の20時付近から点火は始まり、そこから約1時間程、夜闇を彩る美しい光景が見られます。

 

  • 長崎編

長崎の精霊流しは海の送り火にあたり、大体的に行われます。

精霊流しでは、精霊船と呼ばれる船を故人の家族が手作りし、故人の方が好んでいた物などで飾り付けをします。

 

日が沈む当たりから、真夜中までその船を曳いて町中を練り歩きます。

船が進む道を清めるため、町では爆竹等が鳴らされます。

 

精霊船の先端の船首(みよし)と呼ばれる部分には家名等が書かれますが、大きな精霊船だと町名が書かれたりすることもあります。

 

  • 宮崎編

宮崎県に特有の送り火・迎え火として、 墓前で燃やした松明をの火をろうそくに受け、自宅に持ち帰り、お盆の期間中はろうそくの火を灯し続ける という風習があります。

 

お盆が終わった後には再びお墓に向かい、そこで送り火として火を消します。

 

やはり地域によって少々異なる場面が多いみたいです。

お盆について少し理解していただけたでしょうか!

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まとめ

なんとなくお盆休みを迎えるのではなく、お盆という行事はこうゆうものだ、などと意味を理解し休みを迎えてみてはいかがでしょうか。

日本にはこのような行事や文化などがたくさんあるので、

色々このような形で伝えていけたらと思っています。

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