日本の風習である「お盆」ですが、この期間はみなさん実家に帰省したり、祖先を供養するためにお盆休みが存在します。
しかしながらせっかくのお休みの期間ですので、これを機に旅行やお祭り、花火大会、海水浴などに予定を考えている方も多いのではないかと思います。
更に平日でないと手続きがやれない郵便や、役所、銀行など予定を考えている方の疑問であるお盆期間の営業ってやっているのかどうかを調べてみました。
お盆休みに捕らわれることなく平日営業
調べた結果によると、郵便局、役所、銀行、どの機関においても、土曜日と日曜日、年末年始、そして祝日を休日としているそうです。
ちなみにお盆休みの期間は、地域によって異なる所がありますが、一般的には8月13日(金)の迎え火から始まり、8月16日(月)の送り火を行い盆明けとなる4日間のことを指しています。
つまりこの期間の平日であれば、土日休みの人にとっては行くことの出来なかった役所や銀行にも、うまくこの休みを利用することができると思われます。
お盆って実は祝日ではなかった
お盆ってカレンダーや、内閣府のホームページにも祝日として扱われていないことを皆さんはご存じでしょうか?
これちょっと不思議で、なんで祝日でもないのに多くの会社が休みとなる理由は、「奉公人」
が関係しているようです。
奉公人とは、今でいう召使いやメイドさんのことをいいます。
ただ今と昔と違うのは、年に2回しかお休みをいただけなかったという事実です。
その2回だけの休みというのが、旧暦の1月16日と、7月16日であり、奉公人が実家へ帰ってこれる日に合わせ、正月休みと、お盆休みが広まったという説があります。
だからお盆休みって珍しいと思います。
祝日でもなんでもないのに仕事を休むようになったりしておりますが、古くからの風習を大切にしているのだなと感じました。
お盆の期間はどんな事をするのか?
そもそもお盆とは何か、どのようなことをしたり意味や流れを説明していこうと思います。
まず13日の盆入りに迎え火という先祖を家に迎え入れる火を焚く儀式をを行います。
食事に関しても盆中(14日、15日)の間は家族と同じ食べ物をお供えします。
お供え物もキュウリやナス、おはぎ、そうめんなどが有名で、理由もあります。
キュウリと爪楊枝を使い馬の形にして、ナスと爪楊枝を使い牛の形に見立ててお供えをする「精霊馬」(そうりょうま)というものがあり、先祖をあの世とこの世を繋ぐ乗り物のことです。
早く家に迎え入れる為にキュウリの馬を走らせ、最終日の15日から16日の盆明けに行う送り火の時にナスの牛で先祖をゆっくり送る為に乗せ、そうめんが手綱の役割として供える理由となっているそうです。
他にも花火や盆踊りに関しても、ただ楽しむだけのものではなく、真の目的はこの世に戻っている先祖が再びあの世に帰るときに行う儀式であるのです。
ご先祖様が再びあの世に帰ってしまい寂しくならないように、家族で見送り16日の盆明けを迎えてお盆の期間は終わりとなります。
まとめ
いかがでしたか? お盆休みというものは祝日には当てはまらないことがわかったので、郵便、役所、銀行は通常通りの営業であることがわかりました。
休みか心配だった方も安心していいですが、今の時期最も流行しているコロナウィルスの影響により、帰省を諦める方が増えてしまい、供養も出来ない状態が去年から続いております。
しかしながら2年も実家の親に子や孫の顔も見せないままでは良くないと考えている人が多くなってきています。
公共の機関が平日営業しているので、マスクをきちんと付けて、密になり過ぎないよう行動を心がけてください。
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