京都藤森神社の節分祭は2月3日となっています。こちらについては、2月2日ではないので注意しましょう。
節分祭を昼間に開催する神社も多い中、京都藤森神社では夜間に行われます。会社勤務をしている社会人であっても、参加しやすいです。
京都藤森神社における、2021年度の節分祭について
・雅楽・舞楽の奉納(18時より)
雅楽会における越天楽演奏があります。演奏は笛、小太鼓、大太鼓によって構成されています。
静かな中で行われる演奏は、会場の空気を引き締めます。思わず聞き入ってしまうような音は、レベルの高さを感じさせるものとなっています。
舞楽では、女巫女たちの舞う迦陵頻(かりょうひん)、大人たちの舞う蘭陵王(らんりょうおう)、龍による納曽利(なそり)があります。迦陵頻、蘭陵王、納曽利の順番で舞いが行われます。
迦陵頻においては子供たちが鳥の羽をつけながら、優雅に舞っています。蘭陵王では龍のお面をかぶった、大人が舞いを演じます。納曽利では、鬼のような面をかぶった男が舞いを演出しています。
・追儺式(20時より)
1回目の追儺式、豆まき
1回目の追儺式では、オレンジ色、紫色の鬼が会場に入ってきます。
光と炎の演出は鬼の怖さをより引き立てています。夜間の暗闇も重なり、相当な迫力となっています。
鬼の演出を際立たせるための効果音も入ります。爆破したかのような音は、鬼の怖さを際立たせています。
鬼が舞いを終えたあと、女巫女が登場します。「鬼は外」といいながら、鬼に向かって豆を投げます。鬼は次第に弱っていき、最後には奉納されることになります。
鬼を退治した後は、「鬼は外」といいながら、豆を撒いています。一度目、二度目には少し間を開けます。
あたりには賞品が含まれています。豆まきに参加した方は狙ってみましょう。
2回目の追儺式
1回目とは異なり、赤鬼、緑鬼が登場します。
鬼の怖さを引き立たせるための演出をなされています。一度目と同じく、効果音、演出などがなされています。
二度目の鬼退治には女巫女が登場し、鬼に向けて弓矢を放ちます。鬼は徐々に弱くなっていき、最終的には奉納されることになります。退治した鬼が暴れないよう、蜘蛛の糸によって身動きを制限します。
赤鬼、緑鬼の退治を終えたあと、二度目の豆まきが行われます。
感想
鬼の演出に凝っているのを感じさせます。
昼、夜で鬼の見え方が全く異なると思いました。昼間ではどんな演出をしても、さほど怖くないのに対し、夜間だと迫力は際立っています。夜間に節分祭を開催している狙いは、ここにあるのかもしれません。
一度目の追儺式、二度目の追儺式で鬼の色を変えているのは面白いです。退治の方法も豆を撒くだけでなく、弓で射止める方法も楽しい演出です。
景品付きというのは、モチベーションが上がると思います。参加したら、豪華な景品をゲットしたいです。
まとめ
雅楽の奉納は雅楽会によって行われます。演奏される曲は越天楽です。
舞楽では迦陵頻、蘭陵王、納曽利の3種類の舞いがあります。それぞれが異なる衣装を着用して、舞いを演出します。
追儺式は二度行われ、一度目は下っ端のオレンジ、紫色の鬼が登場します。二度目はランクが上の緑、赤色の鬼となっています。鬼は合計で四匹いることになります。
女の巫女によって鬼が退治された後、豆まきが行われます。「鬼は外」といいながら、豆がまかれます。
注意点
コロナウイルスのため、ホームページにて、追儺式(豆まき神事)、神楽・太鼓の奉納、甘酒接待の中止が告知されています。今年の節分祭は、従来とは異なることを確認しておきましょう。
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