吉田神社では節分を3日に分けて行います。2月1日を節分前日祭、2月2日を節分当日祭、2月3日を節分後日祭となっています。
吉田神社にて行われているイベントのうち、疫神祭、追儺式、火炉祭について書いていきます。
吉田神社にて行われているイベント
・疫神祭
災いをもたらすといわれる厄神を、外に追い払う儀式を行います。
吉田神社独特の厄除け法といわれており、無病息災を願っています。
・追儺式
追儺式では陰陽師が参列者のお祓いをすることによって、厄を取り除きます。
神に対して数種類のお供え物をします。食べ物だけではなく、飲み物も含まれています。
陰陽師を邪魔するために、赤鬼、青鬼、黄鬼の三体が金棒を持ちながら登場します。それぞれの鬼は金棒を振り下ろし、周囲を威嚇しています。鬼そのものが、苦しみを与えようとしている場面もあります。
鬼退治するために、盾と鉾を持った方相氏が登場します。方相氏の後ろには、数十人の子供がついていきます。
方相氏は鬼の攻撃を盾で受け止め、鉾で攻撃を行います。何度か繰り返すことによって、鬼を退治することとなります。
鬼の退散した方向に向けて、殿上人が矢を放ちます。こうすることで、厄は取り除かれます。
・火炉祭
参拝者の無病息災を願って行われます。古札に火をつけることよって、宿っている神様にお持ち帰りいただく意味合いもあります。
参拝者の持参した竹箒、矢、古い神札などに、神主が二方向から火をつけます。火は最初こそ小さいものの、徐々に大きくなっていきます。人間の身長を遥かに超える高さとなります。
普段は見られない大きさの火であるため、参列者は火炉祭の様子をスマートフォンに収めていました。火炉祭の撮影は、節分祭の一つの醍醐味といえるのかもしれません。
真冬で寒くなっている中、火炉祭では大きな熱を帯びています。炎を見ることによって、春を感じさせるのではないでしょうか。
環境問題により中止されたこともあるため、毎年のように行われるわけではありません。以前と比べると、火の量は小さくなっているようです。
・節分祭に合わせ多くの露店が多く登場
節分祭では、800近くの露店が登場します。塩麹唐揚げ、たこ焼き、フルーツチョコレート、クロワッサンたい焼き、踊りだこ、長崎和牛などを販売しています。種類は豊富なので、自分の食べたいものを注文するとよいでしょう。
後日祭では露店が開かれません。前日祭、当日祭に利用しましょう。
・節分祭で抽選券付厄除福豆を販売している
福豆に抽選券が入っていた場合、豪華な賞品をゲットできます。旅行券10万円分などといったものが用意されています。
感想
節分祭を前日祭、当日祭、後日祭に分ける、節分に珍しさを感じました。
追儺式において、鬼に豆をぶつけずに退治する方法に驚きました。鬼退治は、豆を用いてするという固定概念を覆されました。
火炉の火の迫力にはびっくりしました。動画で見ているだけでインパクトが伝わってきます。生で見たらどれくらいの迫力があるのかなと思います。
露店の数には驚きました。これだけの数があると、どれを頼んでいいのか迷ってしまいそうです。
福豆にロマンが詰まっているのは楽しいと思います。抽選権付の福豆を購入して、10万円分の旅行券が当たったら、家族で旅行したいです。
まとめ
吉田神社では節分を前日祭、当日祭、後日祭の3日に分けて行われます。
前日祭では疫神祭や追儺式、当日祭では火炉祭を行います。疫神祭は疫神を追い払って、無病息災を願います。追儺式では鬼を退治して、厄神を追い払います。火炉祭では札などを焼いて、無病息災を願います。
節分祭に合わせて、800くらいの露店が出展します。抽選権付の福豆の販売も行っています。
注意事項
*ホームページにて、詳細について答えられないと書かれています。行事の開催については、前年度から変更される可能性などもあるので、参加を希望する方は事前にご連絡ください。
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