6月20日は父の日ですね。
毎年6月の第3日曜日が父の日となっています。
父の日はアメリカで始まった行事で、日ごろ頑張ってくれているお父さんに感謝の気持ちを伝える日です。
人には「父」にあたる人が必ずいます。
周りを見渡してみると、いろいろな物や事について「〇〇の父」と言われる人がいます。
父の日がやってくるということで、「父」にはどんな人たちがいるのか調べてみました。
こちらの記事では、父と言われる人の中で
・近代日本経済の父
・インスタントラーメンの父
・日本ビールの父
・柔道の父
・飛行機の父
についてご紹介します。
・近代日本経済の父
渋沢栄一さんは主に実業家として知られる方です。
いろいろな会社や経済団体、福祉事業や医療事業、教育関係の設立や経営に関わった方ですね。
その数は生涯で約500にのぼるといわれています。
日本の近代化を進めた方で、より良い社会を実現するために、目的に最も適したカネやヒトを集めて事業を推進させることの重要性を説きました。
正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができないとする、道徳経済合一説という理念を打ち出しました。
現在の日本経済があるのはこの方があってこそなのですね。
・インスタントラーメンの父
安藤百福さんはチキンラーメンの父、インスタントラーメンの父として知られる方ですね。
90歳を過ぎても毎日お昼にチキンラーメンを欠かさず食べていたそうです。
現代では当たり前に食べられる物ですが、日本発の商品であることをご存じでしたか?
ずっと構想を抱いていたインスタントラーメン作りを自宅敷地内の小屋で行ったそうです。
画期的という言葉では簡単すぎるくらいの大発明です。
今では宇宙食のひとつにもなっています。
おいしくて飽きがこず、保存性があり手間がかからず、安価で安全で衛生的。
インスタントラーメンの定義をここまで突き詰めて出来上がったものなのです。
・日本ビールの父
中川清兵衛さんは、日本発の国産ビール製造の技術開発者の方です。
幕府で禁じられていたにも関わらずイギリスに渡りドイツで修業しビール醸造の技術を学んだ方です。
帰国して北海道札幌市でビール醸造を始めました。
今おいしいビールが飲めるのはこの方のおかげですね。
・柔道の父
嘉納治五郎さんは様々な学問を学ばれた方ですが、虚弱な体質をなんとかしたくて柔術を学んだそうです。
非力な者でも強力な者に勝てるというものが柔術です。
教育者としても尽力した方で、自身の柔道の精神として「精力善用」「自他共栄」を唱えました。
「精力善用」とは、何ごとをするにも目的を達成するために精神と身体の力とを最も有効に働かす、ということです。
「自他共栄」とは、他の人と助け合いながら良い社会を作ろうとすることです。
全ての人に持っていてほしい考え方を理論として確立された方ですね。
・飛行機の父
二宮忠八さんはイギリスで「ライト兄弟よりも先に飛行機の原理を発明した人」として紹介されている方です。
昼食を取っている時に、滑空しているカラスを見て羽ばたいていないことに気づき、翼で向かってくる風を受けとめることができれば、空を飛ぶことができるのではないかと考えたそうです。
「飛行器」を考案し、実用化へ繋げる申請を3度も行いましたが、軍には理解されなかったそうです。
完成には至らなかったようですが、働くかたわら自ら考案した凧を作って売り、この凧が飛行機作りの原型になったといわれています。
着想がすごいですよね。
採用されていたら、歴史は変わっていたかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか。
こちらの記事では、父と言われる人の中で
・近代日本経済の父
・インスタントラーメンの父
・日本ビールの父
・柔道の父
・飛行機の父
についてご紹介しました。
いろいろな物や事には始まりがあって、始めた方や尽力された方に「父」の名がついているのですね。
どの方も着眼点がすごくて、行動力のある方ばかりです。
あなたのお父さんは「〇〇の父」で呼ぶとしたら、どのように呼びますか?
お子さんに呼ばれるとしたら、どんな「〇〇の父」でしょうか。
父の日をきっかけにいろいろお話してみてはいかがでしょうか。
意外なことや知らなかったことがわかるかもしれませんよ。
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