笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)は651年に創建された神社だといわれています。
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)がまつられています。
五穀豊穣、商売繁盛の神様として古くから信仰されています。
全国から年間350万人以上の参拝者が訪れる神社です。
ここでは笠間稲荷神社の2021年の節分行事についてご紹介します。
笠間稲荷神社の節分追儺式
2021年2月2日の午後3時からと午後7時から、拝殿での祭典終了後に追儺式(ついなしき)が行われます。
祭典のあとの午後4時ころと午後7時40分ころから豆まきが行われます。
時間が前後する場合があるとのことですので、時間に余裕をもって行きましょう。
境内の中に高さ2.7m、広さ約26坪(約86㎡)の特設の撒豆台が設けられ、その上で追儺式が行われます。
追儺式というのは、古来から行われている鬼を払う儀式のことです。
神職の方が、桃の弓と葦の屋と桃の杖を使って鬼を払います。
追儺という儀式はもともと中国から伝わったものが日本で独自に発展した儀式です。
中国では、桃の木には体の中の悪いものを取り除く力があるとされています。
桃に魔よけの力があるという風習はここからきているのですね。
豆まき行事
追儺式のあとの豆まきでは、裃(かみしも)という和装の正装をした約200人の年男・年女である撒豆行事司の方によって、特設撒豆台から金銀福豆とともに福銭などがまかれます。
金銀福豆は宮司家伝統の秘法により調整されたものとのことです。
伝統の秘法・・・かなり気になるところですね。
高いところからの豆まきなので、箱を持って参加される方もいます。
箱に負けずに福を手に入れたいですね。
豆まきに参加するときには、大きめの袋を持って行った方がよさそうです。
福袋引換券
豆まきでは、地元の商店街の方たちの協力によるお楽しみ福袋引換券もまかれます。
景品は年々豪華になってきているそうです。
何が当たるのか楽しみですね。
こちらもぜひ手に入れたいですね。
体力的にちょっと激しい豆まきで、おしくらまんじゅう状態になります。
ケガのないように気をつけましょう。
笠間稲荷神社へのアクセス
笠間稲荷神社の住所は、茨城県笠間市笠間1番地です。
公共交通機関では
・JR水戸線友部駅から、かさま観光周遊バスで17分、笠間稲荷神社前で下りてすぐ
・JR水戸線笠間駅から徒歩20分
・JR水戸線笠間駅から茨城交通バスで5分、稲荷神社前で下りてすぐ
車では
・北関東自動車道友部ICから国道355号を笠間方面へ車で5分
境内に無料駐車場があり25台収容できます(大型車不可)。
神社敷地の北西に地蔵前駐車場があり、時期によって有料ですが、普通車は90台収容できます(大型車可)。
問い合わせ先は笠間稲荷神社:0296-73-0001
まとめ
笠間稲荷神社は、この地に胡桃の密林があり、そこに稲荷大神(いなりおおかみ)さまがお祀りされていたことから、胡桃下稲荷(くるみがしたいなり)とも呼ばれています。
稲荷(いなり)の語源については諸説ありますが、「稲成(いなり)」で稲が育つさまを表しているといわれています。
その稲荷大神が宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と名前を称したそうです。
「うか」とは「貴い食物」のことを意味していて、宇迦之御魂神とは「稲に宿る神秘的な精霊」を表しているのだそうです。
五穀をはじめ、食物を司る神様であり、生命の根源を司る「いのち」の神様です。
宇迦之御魂神のお母さんは神大市比売神(かむおおいちひめのかみ)で、市場や流通の神様です。
宇迦之御魂神のお兄さんは「大年神」で、お正月に迎えるあの「年神さま」のことです。
このことから宇迦之御魂神は一族にも人間の生活にとって繋がりが深い役割を司る神様がいて、工業や商業の神様としても広く崇敬されていきました。
節分は旧暦では大晦日のことでした。
このことからも笠間稲荷神社へお参りすると、とても守っていただけそうな気がしますね。
ぜひ節分には笠間稲荷神社へ足を運んでみましょう。
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