今回は「節分」について、纏めてみました。
そもそも「節分」でどんな行事なの?
「節分」とは雑節(注)の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことをいいます。
(注)雑節(ざっせつ)とは、二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のことです。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%91%E7%AF%80
また、「節分」とは「季節を分ける」ことも意味しています。
2月3日の「節分」は日本に古来より伝わる大切な行事です。「節分」には、「豆まき」をして「鬼は外、福は~内」と大声を掛けあったり、恵方巻きを食べる風習もあります。
来年の節分はいつなのか?
今年の「節分」は、例年より1日早い20121年2月2日です!
124年ぶりに例年より1日早い「節分」となります。「暦がゆがんでいるため」とのことですが、ニュースによりますと、下記のとおりです。
「豆まきが行われる「節分」は例年、2月3日ですが、来年2021年は暦のずれの影響で1日早まり、124年ぶりに2月2日となる珍しい年になります。「節分」は「立春」の前日とされていますが、国立天文台暦計算室によりますと、暦のずれの影響で来年は「立春」が2月3日で、「節分」が2月2日になるということです。
「立春」と「節分」が例年よりも1日早くなるのは明治30年以来、124年ぶりです。
「節分」は、再来年は2月3日に戻りますが、2025年から4年ごとに再び2月2日になり、2057年と2058年は2年連続で2月2日になるなど、今世紀の末にかけて2月2日になる頻度が高まる傾向にあるということです。
国立天文台(注)の担当者によると、来年のカレンダーの中には「節分」の日付けを間違えて2月3日と書いているものもあったということで、「来年は例年よりも1日早いので豆まきなどの行事を予定している人は間違わないようにしてほしい」と話しています。
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201227/k10012786761000.html
(注)国立天文台は一般の方々にも開かれた研究施設となるべく努力を続けているそうで、施設の一部は、研究活動に支障のない範囲で公開しているとのことです。最新の観測装置に加えて、歴史的観測機器も見ることができるとのことです。
三鷹キャンパスは東京都三鷹市にある国立天文台の本部で、日本の天文学研究を推進するとともに、開かれた研究施設としてキャンパスの公開や定例イベントをおこなっているので、一度見学に行こうと思われる方々はこちらをご参考にしてください、
アクセス:https://www.nao.ac.jp/access/mitaka/access.html
2021年の節分は124年ぶりに『2月2日』に
2021年の節分の日付はいつもの2月3日ではなく2月2日だそうですが、「節分」が2日になるのは、明治30年以来で124年ぶりだという。節分は本来、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指すが、現在は立春の前日だけ残されているらしい。その立春は天体の運行に基づいており、太陽黄経(注)が315度となる日と決められているとのことです(国立天文台、Wikipedia)。
日付が変わる理由としては、大雑把に言えば1太陽年と通常の24時間365日との間に約6時間ほどのずれがあることから生じる現象であるらしい。正確な国立天文台の暦計算室の記事が詳しい。
なおこれからは4年に1回は節分が2月2日になるそうです。
引用:(毎日新聞)https://science.srad.jp/story/20/12/13/1832206/
(注)地球の歳差(としさ)運動による天の北極、天の南極の天球上の運動は黄道北極、黄道南極を中心とする円運動に見えるそうで、 黄経は春分点を0度として、太陽の黄道上の見かけの運動方向と同じ方向へと向かって値を増やして、春分点に戻る360度まで数えるとのこと。 すなわち「夏至点」は黄経90度、秋分点は黄経180度、冬至点は黄経270度となるそうです。
参考:黄道座標 – Wikipedia
どうですか、ご参考になりましたでしょうか?
みなさまも、コロナ対策の状況を中心としたこれらの情報を参考にしていただき、少し早いですが「よい」お年をお迎えください!
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