節分には恵方巻を食べる家庭も多いと思います。今回は恵方巻について説明していきます。
恵方巻は恵方の方向を向きながら、無言で食べると縁起の良いとされている巻き寿司をさします。
恵方巻の恵方はその年における縁起のいい方角です。恵方の方角については東北東、西南西、南南東、北北西の4種類があります。2021年については南南東となっているので、南南東を向きながら恵方巻を食べましょう。
恵方巻を食べる際は守るべきルール3つあります。恵方を向けて願い事を思い浮かべる、
言葉を発さずに食べること、最後まで丸かじりすることです。これを守ることによって、縁起が良くなるとされています。
恵方巻の具材
具材を七種類にすることにより、商売繁盛、無病息災を願います。
七種類の具材についての決まりは特にないものの、かんぴょう、きゅうり、伊達巻、ウナギ、桜でんぶ、シイタケなどが一般的に使用されています。
近年は恵方巻の種類数にこだわっていない
近年は具材の数にこだわらない恵方巻も増えてきました。近所のスーパーで購入した恵方巻について書いていきます。
スーパーでは海鮮恵方巻が販売されており、マグロとネギトロのみというシンプルなものとなっています。海鮮恵方巻以外においても、カツとレタスだけという非常にシンプルなものを販売していました。
具材が多いタイプも販売されていました。こちらについては7種類を超える具材となっています。
恵方巻の発祥地
恵方巻の発祥地は大阪といわれています。時代については江戸時代から明治時代にかけてという案が有力です。
恵方巻はどの地方で食べられているのか
大阪を発祥地としているためか、近畿地方においてはよく食べられています。6割以上の人が昔から食べていたようです。
中国、四国地方においても食べる確率は高めとなっています。こちらについても3人に1人以上が恵方巻を昔から食べていたようです。
近畿、中国、四国以外においては、節分の日に恵方巻を食べない家庭が4割弱を占めています。沖縄では恵方巻を食べない人が6割に迫るなど、完全に浸透しているとはいえない状況です。
恵方巻にちなんだ食品
コンビニ、一部の店では節分にロールケーキを販売しています。海苔の部分はチョコレートなどの黒い食材、ご飯の部分は生クリームを使用することで、恵方巻のように見えます。
恵方巻にちなんだ変わり種はルールケーキ以外にもたくさん存在しており、ワッフル、サンドウィッチ、ポッキーなどもあります。ポテトチップスを恵方巻味にしたものも、販売されています。
感想
恵方巻の具材の数について考える機会はなかったので、これからは考えていきたいと思います。
個人的には恵方巻ではなく、恵方巻にちなんだロールケーキを販売するというアイデアに興味を惹かれました。コンビニなどで購入して、食べてみたいと思います。
ロールケーキだけでなく、他にも変わり種があることには驚きました。日本人のアイデアはすごさを感じます。
変わり種については、現在はあまり浸透していないものの、20年後、30年後には広がっていくように思います。
まとめ
恵方の方向を向きながら、恵方巻を一気に食べると縁起が良いとされています。2021年の縁起のいい方向は南南東となっています。
昔の具材数は7だったものの、現在は特に決まっていません。7より多い、7より少ない場合があります。
恵方巻の発祥地は大阪です。そこから徐々に広がっているものの、全国的に浸透している段階です。離島である沖縄県については食べない人が半数を占めます。
近年では恵方巻の形をしたロールケーキなども登場しています。代わり種についてはこれから増えていくものと思われます。
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